『Illustrator パーフェクトマスター
［基本＆実践リファレンス］』
（2018年刊）の紹介
本書「はじめに」より
基本機能から新機能＆便利機能まで、豊富な図表で徹底解説！
Illustrator ユーザー必携の書
Illustratorはアマチュアからプロまで、世界で最も多くの人が使っているドロー系画像編集アプリです。イラストレーター、デザイナー、DTPオペレーターなど、幅広い分野の人がクリエイティブな作業や定番作業を日々行っています。
IllustratorはCCというブランド名にリニューアルしてから、大きなものだけでもCC17.1、CC2014、CC2014.1、CC2015、CC2015.2、CC2017、CC2018と何回ものアップデートをくり返しています。例えば、バージョンCC2018の注目の新機能は下記の３つです。
- パペットワープツール......人形を好きなポーズにする感覚でイラストを変形できるツール。
- プロパティパネル......状況に応じて、そのときに必要な設定項目だけが表示される便利パネル。
- バリアブルフォント......太さ、幅、傾斜を細かな数値ごとに設定可能な万能フォント。
このようにIllustratorが常に進化しているにもかかわらず、多くの方が各バージョンの違いに無頓着になってはいないでしょうか。追加料金なしでユーザー全員が最新バージョンを使える時代の今、最新機能をいち早く知ることは他の人に差をつける大きな武器になります。
本書を読めば、
「いつどんな新機能が追加されたのか」
「新機能を使うことで、どんな作業が便利になるのか」
といったことが、すぐに理解できます。
本書では新機能だけでなく、初心者向けの基本的な使い方から、上級者でもよく理解していない機能の細かなツボまで、豊富な図表で分かりやすく解説しています。
解説を薄めることなくギュッと凝縮することで、従来のIllustratorパーフェクトマスターシリーズよりも豊富な情報量を限られたページ数に収めることに成功しました。
各項目はメニュー順に掲載されているため、調べたい内容が載っている場所がすぐに分かります。軽くて持ち運びやすいIllustratorユーザー必携の虎の巻として「あの機能どう使うんだっけ」というときにサッと取り出してお役立てください。
はじめてIllustratorに触れる方は、本書を決してページ順で読まないように気をつけてください。P.32で紹介している順番で読めば、はじめての方でもIllustratorの基本機能から段階をふんで覚えていくことができます。
本書の制作にあたっては、すべてのIllustratorユーザーの皆さんのお役に立てることを目標に、1年以上をかけて渾身の力を注ぎました。
ひとりでも多くの皆さんのお手元で本書が活躍できることを願っています。
2018年２月 玉生洋一
その他の特長
- どの機能がどのバージョンで追加されたかをまとめた一覧表が、各章の冒頭に付いています。
- CC2015.2以降の新機能にはNEWマークが、同様に強化された機能にはUPマークが付いているので、知らなかった機能がどれなのかが一目瞭然です。