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リレー小説

レッド・タイム

第 1 話   crimson

 それは、夢だ。現実ではない。そうだ。俺は、正気だ。
 けれど、回りを見渡すとそうはいかないらしい。
 回りの背景は真っ赤に染まっていて・・・。
 俺が無意識に封印しているあの出来事を思い出せてくれる。
 
 そう、あれは・・・。

第 2 話   TAM

 あれは3年前の夏のことだった。
 自分の体から出た汗のにおいで目を覚ましたあの朝。
 あの時はまだ俺の周りは一面の青で染まっていた。

第 3 話   NEMrin

そうだ。あの夏から俺の人生が狂っていったんだ!
あの夏、路頭に迷っていた俺を「ボス」が拾ってくれたのさ。
俺はそのボスのために身を粉にして働いたさ。
言葉どおりに俺の身体はナイフや小刀でぼろぼろになっていったのさ。

第 4 話   雷耶

 俺の背景が赤になるには、ほんの一瞬しか必要なかった。なんで赤になったのかは、なんとなく見当がつく。なぜ青かったのかも…。

 あの夏、俺は明日の事だけしか考えられない生活だった。だけど、明日の先には、また明日がチェーンみたいに続いていて、俺はもう疲れ果てて、死んでしまおうかと思っていた。生きるためだけに暮らしていることに何の意味があるのかって。そんな時期だった。ボスが俺に声をかけたのは。ボスは
「ついて来い。」
とだけ言った。俺はボスの言葉の通りに、後ろからついて行った。

第 5 話   吾郎(主人公のキャラクターが明らかに。)

ボスの屋敷に着くと
俺は大広間に通された。
とは言っても、大広間というのがどんなものなのか
俺は知らなかったが。

俺の育ったスラムには
大広間のある家なんかなかった。

俺の育ったスラムには
ボスのように
俺が理由もなくついていきたいと
思わせる人間もいなかった。

あるのは今日生きることで精一杯な人々の群れ。
疲れて濁った目と
乱暴にギラギラ光った殺気立った目。

ボスは俺に飯を食わせてくれた。
着るものと寝る所を与えてくれた。

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