まんが日本昔ばなし

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雑感

きつねのボッケ(3)

絵の質感がとにかく奇麗。部屋を暗くして画面を眺めているだけで幻想的で幸せな気分になる。 きつねとの取引の場面は、戦後の条約締結時のような味わいも。 (2006/3)

うぐいす長者(3)

『青ひげ』といい、なぜ「見てはダメだ」と言って出かけていくのかは永遠の謎だ。

  • 思い出した作品
    • 『ドラえもん』「のび太の創世日記」
    • 『モジャ公』「天国よいとこ」 (2006/3)

天狗のかくれみの(4)

 あたまのいい少年の話だが、前半のとんち者ぶりに比べ、後半のまぬけぶりがなんとも。  灰を塗って透明人間になるくだりは『ドラえもん』等、藤子・F作品にはよく出てくるシチュエーション。手塚作品でいえば『アラバスター』がそのまんま。

(2006/2)

さだ六とシロ(4)

 越境して鉄砲打ちをしてもよいという証文を忘れたことによる悲劇。  シロがとても愛らしく描かれていて素晴らしい。  頭の良いシロは責任を感じていたのかもしれない。さだ六が「帰ろうか」と言った時に青猪を見つけてしまったのはシロなのだから。 (2006/1)

地獄のあばれもの(3)

『キテレツ大百科』「地獄へいらっしゃい」の元ネタ(?)。 感情の筋が身体の外に出ていて自由に引っ張れたら「とても自分自身をコントロールできる男」になれて意外と便利かも。

三枚のお札(3)

 この手の昔話にはいくつも触れてきたが、いつもじれったく思うのは「お札の使い方が勿体ない」ということだ。  最初に身代わりになってもらってはばれ、川を出しては飲まれ、炎を出しては乗り越えられ……最初から山姥をもっと強力に捕獲するための方法は考えられなかったものだろうか。

 和尚さんの胃液に簡単に負けてしまう山姥ももろいものだ。  お札に和尚さんの胃液を出してもらえばすぐに解決だったのでは?  ……などと子供の時分からついつい考えてしまう。 (2006/1)

雪女(5)

 不思議な味わいに浸れる傑作。  子どものころに見た時はリアルな絵柄と、殺害シーンの怖さ、ラストの理不尽さしか印象に残っていなかったが……。  色々な作品に流用されているのも頷ける。

<印象的なシーン>

  • 火をたやさなければよかったのにというセリフ。
  • いい男ならば殺されずに済んでしまうんだという大人社会の不公平さ。
  • 父親を殺しながらも息子と結婚した女の図々しさ(またはあったかもしれない苦悩)。

(2006/1)

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