キューブリック

映画

目次

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2001年宇宙の旅(2点)

映画としてはこの点数。

確かに映像は斬新だしスケール感も素晴らしい。 でも寝てしまっては見ていられない。 子供の頃から何度も見ていて、見る前には必ず気合いを入れるのだが、途中でその気合いは必ずしぼんでしまうのだ。

映像は綺麗でスターウォーズエピソード2などよりもリアルだが、とにかく寝てしまう。 大傑作だが高い完成度は感じられない(まぁ、余分な説明を省いたところが傑作たる所以なのだろうからあたりまえだが)。 映像を見ていない時の方が色々と想像が膨らむ。小説と映画をあわせると5点といったところだろうか。

(06/18/2003)

(1968年公開/キューブリック)

2010

時計仕掛けのオレンジ(3点)

近未来ものならではの特異なシチュエーションがいい。 自分が強姦して死に追いやった女の家に上がり込んで、その夫の前でワインを飲むなどというシーンの緊張感は常識的な映画ではまず味わえない。

マリーナでの仲間への制裁、閉じることを禁じられた瞼、やけに効きのいい睡眠薬……など、飽きさせない展開がよい。 この映画を見てDVDデッキのスロー再生機能を初めて使ったという人も多いのでは?

しかし、中盤から「もうそろそろラストシーンだろう」とずっと感じさせるのはいいことなのかどうなのか。

(06/15/2003)

(1971年公開/キューブリック)

A.I(3点)

  • 悪い点:冗長、まとまりがない、眠くなる。
  • よい点:テディ。

以上。

……とはいえ、各所に見所はある作品だった。 酷評するほどでもない出来だと思う。

2重オチはたたみかけるようにして見せてくれたらよかったのに。 あるいは何体もの自分のパッケージをみて気が狂ったデイヴィッドが身を投げるシーンで終わってもよかった。

「宇宙人が想像を絶する技術でデイヴィッドを人間にしてくれるが、すでに人類は滅びており、そこには機械化されたママがいるだけだった。そこはロボットたちと機械化された人間が暮らす楽園。今度は「僕ロボットに戻りたい」と叫ぶデイヴィッド……」というようなオチを想像していたが、全然違った。 ともかく、テディの今後の幸福を祈ってやまない。

(06/01/2003)

(2001年公開/スピルバーグ、キューブリック)

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