世にも奇妙な物語/398/15周年の特別編
目次†
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雑感(ネタバレ注意!)†
Replay(4点)†
- 殺された彼女にビデオカメラのファインダーの中で再会。
- 映像のおもしろさがよく出ている。
- 冒頭ですぐにオチが分かってしまったのは残念。
山田祭り(3.5点)†
- ショート作品。
- ショート作品としてうまい。
- 原作はキクニ先生?……と思ったが、オリジナル脚本のようだ。
命火(3点)†
- 命を分け与えることのできる看護士ハセキョー。
- 情けは人のためならず。いい話だが、ちょっとオーソドックスか。
- SFXシーンが浮くのはどうにかならないものか。
- 非現実感が出るのは構わないのだが、「効果を足した感」がありありと見えてしまうのはマイナスでしかない。
- 海外ドラマではわりとうまくやっているのに。
トイレっと(1点)†
- ショート作品。
- ???? 意味不明。
痛点(2点)†
- ショート作品。
- 血が指と腕でよく見えなかった。残念。
- だが、こういう実験的な作品はとても好きだ。
雨の訪問者(1点)†
- 連続通り魔のニュース。妹の部屋を姉が訪ねると、見知らぬ男が。
- 隣の部屋に妹の死体!? 牛乳、リンゴを剥くナイフ、どちらともとれる演技。
- 妹と彼氏が姉に内緒で何かよいことを計画……というオチかな?
- と思いきや、俳優志望の彼の演技の練習だと!?
- わざと通り魔っぽくしていたならば、何の面白みもない。
- 夢オチと同じくらいつまらないオチだ。がっかり。
- その後で、実は殺されたのは姉の方というオチを持ってこられてもちょっと無理を感じてしまう。
- 本オチの前のオチは拍子抜けのくだらないものの方がいいというセオリーには則っているものの、今回の場合は本オチは生きなかったように思う。
- と思いきや、俳優志望の彼の演技の練習だと!?
- スパーンとキマった作品とは言い難い。惜しい。
運命の赤い糸(3点)†
- ショート作品。
- 映像は面白いけれど、「出所後が楽しそう」と思えてしまうところが惜しい。
サイコキネシス(3点)†
- ショート作品。
- 視聴者が好きな人形を選んで念じるとそれが爆発。
- おれの場合はたまたま当たったが、外れた人はつまらないのでは?
- とはいえ、こういう実験的な作品はとても好きだ。
- ネットでよくある「自分が心の中で選んだマークが必ず出てくる」しかけをうまく利用して何かうまくできないものか。
リモコン(2点)†
- ショート作品。
- 人間に作用するリモコン。
- 母と子のやりとりは、映像も新鮮でよいが、その後のエステオチは月並みすぎだしいらなかったのでは?
占い(2点)†
- ショート作品。
- 占い師が「一番身近な人が死ぬ」と占う。UFOが降ってきて自分が死ぬ。
- すぐ感づかれるオチなのだから占いシーンはそんなに引っぱらなくていいだろう。
- 映像もコント的だし、ちょっといただけない。
- こういった4コマ漫画的な作品をきちんとしたリアルな映像に仕上げることに意義がある。コント的な映像であれば漫画で読むので十分だと思うのだ。
オセロ(3.5点)†
- ショート作品。
- 病院の待合室で長髪に挟まれたハゲ3人に毛が。
- 伏線でもあるタイトルからオチまで本の数秒。短さの勝利。
奥さん屋さん(2点)†
- いい話にまとまっているのだが、もうひとつテーマを納得させる力が弱かったような気がする。
- 現実問題、妻が食べていくためには夫は働かなければいけない(もちろん、妻自身が働いたり、自分が主体の別の活動をしてもよい)わけで、そのあたりのことを考えさせてしまうのが入り込めない理由かもしれない。
彼もまた(3点)†
- ショート作品。
- 火事で非常灯の人間も脱走。
- うまい。このオチはさすがに読めなかった。
横断歩道(1点)†
- ショート作品。
原作はわが心の師筒井大先生……だと思いこんで下記のような感想を抱いたが、筒井先生のショートショートが原作というわけではないようだ。だが、今回の映像作品が筒井小説よりも優れていないという感想は覆らない。- この映像化はひどい。原作に流れている寒々しさがまったく表現できていない。
- 転落するのは老人ではなく、転落すると「信じきっている」子供でなければいけない。
- メルヘンチックな音楽で童心を、泥臭くない洗練された雰囲気を表現して欲しかった。
- う〜ん残念。
イマキヨさん(4点)†
- ラストを飾るに相応しい出来。
- ポテチ→オセロ→麻雀とイマキヨさん映像が増殖する映像が面白い。
- 野球、サッカー、ラグビーなどと、どんどん多人数でやる遊びになっていくという設定にしても面白かったかも。
- 彼女が謝りに来たシーン、覗き込むイマキヨさんが面白い。
- イマキヨさんになってしまうオチは、数日かけて徐々にイマキヨさん(酒井敏也)の顔に変貌するなどという設定にすれば、変貌しかけ=イマキヨさんメイクの松本潤が見られて面白かったかもしれない。
- 原作はシナリオ大賞グランプリ受賞作。
ステータス†
- 点数: 3
- 作成日: 2006.4
- 備考: