踊る大捜査線

映画


踊る大捜査線 THE MOVIE○

踊る大捜査線 THE MOVIE 2○

  • 登場人物の身体の一部をアップにしていくオープニングが格好いい。
  • テンポや演出はさすが。長回しのシーンやインパクトのある間合いが要所要所にあって引き込まれる。
  • いかりや長介がおいしいところを持って行き過ぎ。いつの間にこんなにも大きな存在感を持つようになったのか。
  • 地下トンネルのシーン等、日本でありながらうまくスケール感を出している。
  • 真矢みきがあまりにも無能過ぎ。有能だがちょっとした考え方の違い(組織と個人)でうまく解決できない……という構造の方がよかっただろうに、あれではそもそも仕事自体ができないような気がする。
  • 織田裕二が「らしい」活躍をしないのが残念。
    • ラストで犯人確保という見せ場が彼のために残されていると思っていたのに。
    • 組織vs個人という対比の中では存在感を見せたが、対事件ではほとんど何もしていないのでは?
  • そもそも、事件や犯人自体の魅力が希薄だったのは残念。

(2006.1.26)

容疑者 室井慎次△

  • 「この映画のために新宿の街を作った」と聞いていたので、クライマックスでその新宿の街が引き立つシーンがあるものだと勝手に思い込んで見ていたのに、そんなシーンはまったくなかったので拍子抜けしてしまった。
    • ちなみに新宿を舞台にした大捕り物シーンは冒頭、室井が土砂降りの雨の中に倒れ込むシーンは中盤だった。
  • 弁護士との駆け引きを見せたかったのは分かるが、動的、絵的な見せ場が終盤にもうちょっと欲しかった。
    • その駆け引きの結末も、仕掛け的には拍子抜けするものだったし、室井の過去もとってつけた感が……。
  • また、「静の柳葉、動の哀川」のコンビをもっとフルに活躍させて欲しかった。
  • 折角のスピンオフ主演なのだから、普段は寡黙な室井がクライマックスでは半狂乱で叫びながら暴れまくるくらいの作品を想像していたのだが、現実は厳しいものだ。

(2006.12)

弁護士 灰島秀樹

個々のキャラクターが描けていてよい。 ストーリーに奇抜さはないが、起承転結がしっかりとしていてテレビ映画として文句なしの出来。 テレビクルーが劇団員だったというオチには、本物のテレビ局が取材に来にくい仕掛けが欲しかった。 (2006.12)

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