yume/20111012

 某友人の会社が新社屋に引っ越したというので、私物を受け取りがてら訪ねてみた。まるでショッピングモールのような広大なフロアに、整然と並ぶスタイリッシュな椅子と机とパソコン。なんと、3階にはボウリング場まである(通常の経営をしているボウリング場が隣接しているだけで無料なわけではないようだが)。  ストレスなど微塵も感じさせない快活な笑顔で行きかう20代の若い社員たち。創設間もないこの会社に僕が一時期だけ在籍していたことなど、彼らはまったく知らないのだろう。空気のように無視される感覚が心地いい。そこには悪意などまったく存在しないのだ。  社員食堂を兼ねた1階の吹き抜けでは、テレビでも1、2度見かけたことのある新進ロックバンドが余興演奏を披露中だった。せっかくなので若い社員たちに混ざって体を揺らす僕。ノリノリで演奏するロックバンドのギタリストが、社員の手からトーストやホットドッグを奪ってはそこにチューブのマヨネーズやマスタードを山盛りにかけて返すというパフォーマンスを演じている(つまり正確には演奏はしていない)。いつの間にか隣にいたH(僕の高校時代の友人であり、この会社とも取引をしている人物)がかけていたサングラスを奪われ、マヨネーズまみれのトーストに挟まれるという仕打ちを受ける。半分パニックに陥ったHに「○○くん(僕の名前)のグラサンも挟んでもらったら?」と提案されるが、演出上小道具がダブるのもよくないだろうと思い「いや、いいよ」と断ると「○○くんひどい〜〜〜」と泣き笑いしながら言われる……という夢を見た。  自分がサングラスをかけていたのだということにラストで気づいてびっくり。

夢日記

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