ナイトビジョン
目次†
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関連リンク†
雑感(ネタバレ注意!)†
#17 犬小屋(2.5点)†
借金取りに追われる男が助けを求めた女性は大型犬を2匹飼っていて……。 話はオーソドックスながら、犬の演技が光る。
#18 目覚め(3点)†
路上でひったくりにあってから、平穏無事だった主婦の日常に異変が……! スーパー、美容室など、日常に馴染みのある場所で襲いかかる死の恐怖は妄想か現実か。 まな板の上の包丁と娘のピアノ練習を重ね合わせたシーンがうまい。
止まらない車内ラジオの試験放送→事故→3人の殺人者に囲まれた救急車内→再び家の中……という流れがスピーディで見事。
昏睡状態の死刑囚だったというオチは予想範囲だが、再び自ら薬を投与して夢の中に戻るラストは空々しい怖さが増していてよい。
(2006.4)
#21 迷路(3点)†
ガーデン迷路を抜けるとそこは閑散とした大学だった。 最初は内容の薄い恐怖ものかと思ったが、ちゃんと納得のいく説明が付いていたのでよかった。
この男女がうまくいく保証はどこにもないが、やってみなければ何も始まらない。 また、永遠に続くものなどないからこそ「永遠の愛の誓い」は美しい。
迷路を抜ける直前に隕石が落下。両足を失った少女は過去を悔やむと同時に命が助かったことに感謝する……という展開かとも思ったが無事で何より。
(2006.4)
#22 ハーモニー(3.5点)†
歌や音楽が禁じられた街。 「迷信」「町人の方こそ怪物」という方向に持っていっておいて実は……というオチは予想できるものの、きっちりと映像化していて小気味いい。 世の中には具体的に描かない方が効果的なものもあるが、このラストは描いてしまって正解。
(2006.4)
#23 貨物船(4点)†
船員が密航者を見つけるが、船の船長が裏で金を受け取っているという。船員は誰に報告すればよいのか。 そして密航者の正体は……。
密航者を見つけるためにCO2を測定するシーンの緊張感が印象的。 密航者が人間ではないという、単なるドラマの範疇を超えた衝撃的なラストがうまく描かれている。
(2006.5)
#24 スイッチ(2点)†
多重人格者が隠したがっている人格とは。 親殺し、自分が別人格にのっとられる……など、オチは極めて月並み。 実験的な映像が撮りたくて作ったような一話になってしまった。
#25 パターン(4点)†
ストーリーもまとまっていてうまいが、狂った世界の描写が最高。 車がひっくり返っていたり、廊下の隅で何気なく立ちションしていたり。 こういう撮影って楽しいだろうなぁ。
#26 心の声(3.5点)†
どんなに緊迫した状態でも淡々としている心の声がシュールで不気味さを増している。 男の幼少の頃の記憶まで読むオチは少々唐突か。
(2006.5)